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下痢・嘔吐 Diarrhea and vomiting

下痢・嘔吐について

下痢・嘔吐はイヌやネコの一生のうちにもっとも多く遭遇する症状でしょう。私達、人間にしても同じですね。
心配し過ぎるのも、心配しなさ過ぎるのも困ります。では、どのくらい心配したらよいのか?
おおまかな目安と対処法をお知らせします。判断に悩むようなことがあったら、必ずお電話下さい。

下痢

腸の炎症が起きているということです。
原因はちょっとした食べ過ぎから、悪性腫瘍にいたるまでいろいろ考えられます。

1日様子をみてもよい場合

  • 生後9ヶ月以上である。
  • 元気、食欲はある。吐き気はない。
  • 便の回数はいつもと同じか、ちょっと多い。
  • 便に血液・腸粘膜(透明のゼリー状のもの)が付着していない。

対処方法

6~12時間絶食(水は与えて下さい)。

その後、普通の便にもどるか、排便がなければ、少量の食餌を与える。(消化が良いようにと、フードをふやかしたり、いつもと違うものをあげたりする必要はありません)

しばらく様子をみて、問題がなければ、いつもの1日量より少な目の食餌を数回にわけて与える。

※絶食後も下痢・軟便が続くようならご来院下さい。

診察の必要がある場合

  • 生後8ヶ月未満の仔犬、仔猫。
  • 下痢、軟便を繰り返す。
  • 食餌を変えないのに便の色が変わった。

すぐに診察の必要がある場合

  • 吐き気をともなう。
  • 水様血便(液体状態で血が混じっている)である。

嘔吐

原因は様々な疾病、誤食、頭部の強打、心因性のもの、食事の与え方などが考えられます。病気とは関係なく、吐くこともあります。イヌやネコは吐く時に、人のように胃の内容物を口まで押し上げる必要がなく、人より吐きやすい動物です。散歩中に草を食べて、それを吐く。急いで食物を食べ、未消化のまま吐く。ネコが毛玉を吐く。このようなことがたまにあり、吐いた後もケロリとしていれば、生理現象と思ってよいでしょう。


また“空腹時症候群”(正式には“胆汁嘔吐症候群”)といって長時間、胃が空になった時に黄色~透明の液を吐くことがあります。この場合は食餌をあげる回数、時間を見直す必要があります


生理現象とは思えない嘔吐が1、2回あったがいつもと変わらず元気はある。そんな時はお家で様子をみてもかまいませんが、食事、水の与え方には注意して下さい。

吐いた時の、食事・水の与え方

対処方法

吐いた時は必ず絶水絶食。

(脱水するから水をあげなければとお考えになる方が多いのですが、これは誤りです。飲んだ水の刺激によってさらに吐いてしまう場合が多くあります)

6時間絶飲絶食とし、その間、吐かなければ少量の水を与える。

30分様子をみて、吐かなければ、少量の水を与える。

さらに30分様子をみて吐かないようなら少量の食事を与える。

このように様子をみて、吐かないことを確認しながらいつもの食事量に戻していきます。

診察の必要がある場合

  • 何度も続けて吐いた、吐き気がおさまらない、元気がない、元気であっても頻繁に吐く、このようなときは診察の必要があります。
  • 幼齢や老齢の子は、吐くことが大きなダメージになります。すぐにご連絡下さい。
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